[いきあたりばったり]
かなりの勢いで無駄なことしか書いていないブログ。割と内輪向けですごめんなさい。
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半年ぶりくらいに書くよ!もちろんカインズオブ逃避。
神→伊。死にネタ。注意。三十年戦争~ライン同盟成立。
von Abschied nehmenを使ってタイトルつけたかったけど到底無理でした…やっぱり英語の方が数倍単純なんだぜ。Auf WiedersehenだとWiedersehenが再会って意味だからなぁ。
半年ぶりで更に即席なためにあんまりな出来です。
ウェストファリア条約1648年
神聖ローマ帝国解体1807年
神→伊。死にネタ。注意。三十年戦争~ライン同盟成立。
von Abschied nehmenを使ってタイトルつけたかったけど到底無理でした…やっぱり英語の方が数倍単純なんだぜ。Auf WiedersehenだとWiedersehenが再会って意味だからなぁ。
半年ぶりで更に即席なためにあんまりな出来です。
ウェストファリア条約1648年
神聖ローマ帝国解体1807年
カシャン、と金属が触れ合う音がして、目が覚めた。
「出ろ」
男の声と共に、キィ、と牢獄の扉が開く。
ぼぉっと床石を写していた瞳に、無骨な軍靴が映った。
「………おまえは…」
ゆるゆると顔を上げる。
声などというものを発するのは久方ぶりすぎて、変に掠れていた。
真っ赤なマントを羽織った、軍人。
血を思わせる色の少し後ろには、何故か泣き出しそうな、あまりによく知っている顔が控えていた。
「…フランス」
呟けば、彼はハッとして、ますますその顔をゆがませた。
ああ、そうか。
その表情で、分かってしまった。
「死亡診断書」が出されてから160年。
ここの外にあるのは名前だけで、自分は亡霊のようにして生きてきた。
――それが、今、この瞬間で終わるのだ。
「フランス」
「な…何だ…?」
「あいつ、どうしてる」
「…元気だよ。今はみんな俺の家に住んでる」
「…そうか。なら、いい」
「……」
言って微笑めば、彼は何か言いたげな様子で、けれども何も言わずに、俺から視線を外してぐっと唇を噛んだ。何かを、堪えるかのように。
そんなフランスを見ても、何故なんだろう。不思議と心は穏やかだった。
ふと手元を見ると、何やらぼろぼろになった布。
どんなに苦しくても、30年間決して手放さなかったもの。
「ひとつ、頼んでいいか」
「…なんだよ」
仏頂面ながらも視線を戻した彼に、俺は手元のぼろ切れを差し出す。
「これ、あいつに返しておいてくれないか」
「っ…!そんなの自分で…」
返せよ、なんて、彼には言えないだろう。今ここで己を消そうとしているのは彼の上司だ。
「返して、伝えてくれ。『約束守れなくてごめん』って」
「…渡せるかどうかわかんねぇぞ」
彼はぼろ布をじっと見つめてから、その手に握りしめた。
何だかんだ言いつつしっかり伝えてくれるのだろう。
一応自分たちの兄のような面もあった彼のことだから。
ああせめて
もう一度会いたかった
三十年間、想うのはあいつのことばかりだった
あいつとの約束があったからこそ、頑張れたんだ
『絶対また会おうね、絶対だよ、絶対ね!』
まだ、待っていてくれているのかは分からないけれど
『――何百年経っても、お前が世界で一番大好きだぞ』
それは、これからもずっとずっと続いていくから
「Auf Wiedersehen, Meine Liebe.」
いつの日か、またあなたに出逢えますように
さよなら、私の愛しい人
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神聖ローマ=ドイツだったらいいのになーと思うよー。独伊的に。
神羅とプロイセンとドイツに関しては脳内に妄想による捏造設定がありますよう。
しかしみんな別人だな!
ナポ公の存在意義がわかりません(゜∀゜)笑
フランス兄ちゃんの意志ではないんだよ!っていう主張??
ぼろ布は別れの日にもらったイタリアのぱんつです。
肌身離さず持っていたに違いないよ。
ウェストファリア条約が締結されてから、神聖ローマはイタリアの所に帰れずにいた感じで。フランスはあんまりひどいことしたくないんだけど歴代上司の意向とか。それがついにナポ様によって…みたいな…不明…
あれですね。神聖ローマが亡霊のように生きている間にギルベルトたちが七年戦争とかやってる訳です。
あーギルベルトって名前はまりすぎてやばい(*´∀`*)前に書いた普墺戦争の話をちゃんとギルベルトで書いたらどうなるかな…
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