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[いきあたりばったり] かなりの勢いで無駄なことしか書いていないブログ。割と内輪向けですごめんなさい。
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聞き慣れた声に耳を疑って周りを見渡すと、
見慣れたメタリックグリーンのロボット鳥。

自分の手に降り立った懐かしいそれは、あのとき自分が手がけたままで。



――きっと、持ち主が大切にしてくれていたのだろう。


目頭が、少し熱くなる。


けれどそのことは、残酷な事実を彼に伝えていた――――

[Separation]




「トリィー?トリィーっ!!・・・もう、どこいっちゃったん・・・」

言葉は呑み込まれて、自分の瞳とかち合って揺れる菫色。



何で、出てくるんだ。
出てこなければ――会わなければ、もうお前と戦う事なんて無かったかもしれないのに。





いっそのこと、ここでさらっていってしまおうか。
背後にいる彼らには、今までのことも含め洗いざらいに話して。


――いや、だめだ。彼の背後にも人が・・・



まるで、このフェンスが今の自分たちの関係を象徴しているようだ。



もう、戦いたくなんてないのに。
大切な人をこれ以上失いたくなくて――どこかにいるキラを守りたくて、入隊した筈なのに。
どうして、その彼と戦っているのだろう?




「これ、きみ、の?」
「うん、ありが、と・・・」



あのときと同じ光景。
今にもこぼれ落ちそうな、菫色。

あのときから、自分たちはなんと変わってしまったことだろう。




あのときとは、もう違う。

なら、自分は早々に立ち去らなければならない。
彼の涙が零れる前に。
自分の心が叫び出す前に。



そして、彼の敵として再会するのだ。



「おい、行くぞ」

仲間の声。
名残惜しい気持ちを押し殺して、全てを吹っ切るようにして踵を返す。



「昔、友達にっ・・・」



友達・・・?



「友達にもらった、大事なものなんだ・・・」



「・・・そう」


まだそう思ってくれているのは、幸せなのか不幸なのか。




わからない。








自分は本当は、何がしたかったんだろう・・・

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簡体字がうまく出ないので、漢字は雰囲気です雰囲気。
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